つるし飾り
「つるし雛」とは、三月三日のお雛祭りの時、お雛様の脇に人形を吊るす風習として江戸時代から伝わる習わしで、祖母や母が子供の幸せ、成長を祈り一針一針、縫い上げられた日本古来の伝統文化なのです。
一体一体のいわれのある人形は、春物のはぎれやちりめん素材で作られ、日本の四季折々の風土に合う柄選び、型取り、縫い上げという工程を経ています。
部品の数が多いほど柄の種類や型取りや手間等が複雑になりますが、愛情のこもった豪華な「つるし飾り」に仕上がります。
人形類、野菜や果物、動物、花、手鞠、これは子孫繁栄。動植物は動物をいたわり、植物は食べ物に困らないように、手鞠は家族の幸せ、人の輪、人生の輪を表しております。
まり
お正月やひなまつりのあそび“まりつき”。
まんまるな形は「何事も円満に」との願いが込められております。
お雛様吊るし雛の飾りの言われ
金魚 華麗に瑞々しく、悠々と人生を渡れるように。
蝶 女の子が、蝶のように可憐に可愛らしく成長しますように。
鯛 めでたいの鯛。暮らしの中におめでたい日がたくさん訪れますように。
這い子人形 ハイハイをたくさんして、元気に丈夫に育ちますように。
七宝毬 人と人との輪がうまくいきます様に、いつまでもお金に困ることのないように。
いちご 赤い色には厄除けの意味があります。
桜 事の始まりを祝い、その永続を願います。桜の花のように美しく可愛らしくそだちますように。
椿 日本女性の美しさを表す大輪の花は優美さと華やかさの象徴。優雅で美しい女性に育ちますように。
鯉 滝を昇って龍になるといういわれから、出世や元気に育つように。
いづめこ 寒さや危険から無縁でありますように。
いのしし 子孫繁栄”につながる縁起の良い動物といわれます。猪肉は、万病を防ぐとされ、無病息災の象徴とされています。
犬 犬のお産が軽いことにあやかり、子宝・安産・健康に恵まれますように。
鳩 平和の象徴といわれる縁起のよい鳥。平和な心に育ちますように。
ねずみ 大黒さんの使いといわれるネズミは、金運に恵まれるといわれます。
うさぎ 赤い目に魔除けと護身力があり、芯のある優しい人になれるとの言い伝えがあります。
桔梗 ものしずかで、上品な花のように育ちますように。
三人官女 三人官女とは、女雛のお付きの女官で、仕事の出来る女性であり、優秀な女性のみがなれたそう
カエル 言わずと知れた、無事帰る。悪いとこを変えるという縁起物。
月見うさぎ 赤い目に呪力かあるとされ、神様の使いとも言われています。
さるぼぼ 様々な御利益を生んでくれるとされています。
俵ネズミ 俵は五穀豊穣をあらわし、食に困らないようにと願い飾られます。
五つ花 花のように美しく育ちますように。
三角火打 病気に無縁でありますように。
注文が入りましたら作成いたしますね。
リング色
赤.ピンク.黄色.黒の柄生地で巻いています。
キットですが既に無いものもありますので是非お問い合わせくださいね。
※つるし飾りは一つ一つ手作りしているため、柄の出方などが画像と異なる場合がございます。また、使用しているモニターなどの環境によって、色や風合いが違って見える場合がございます。予めご了承ください。
【 注意事項 】
※生地の裁断箇所によっては、柄の出方に個体差がでます。
※水に弱いので、水濡れにご注意ください。
※ボンド.グルーガンで接着しておりますので、強めの力を加えると外れてしまうことがあります。
※一つ一つ心を込めてお作りしていますが多少の誤差、ズレ、紐の捻れ等あるかと思います。
※写真の撮り方や照明により、実物のお色と異なる場合があります。